Joseph Magnus Story
2007年のある朝、JimmyTurnerは亡くなった両親の家を片付けていた。なかなか足を踏み入れることのなかった奥に積み重なる古い荷物の山を崩しながら、彼は一本の古びたバーボンを発見する。それは、世代を超えて受け継がれてきた100年以上前のバーボンだった。自身の高祖父であるJoseph・A・Magnusがバーボンを作っていたことを知った彼は、まるで何かに取り憑かれたようにMagnus家の歴史を調べ始める...
かつて飲んだことのないダークチェリーともチョコレートとも似つかない何とも甘美なドライフルーツ香、時間を置いて喉奥に立ちこめる豊かなシェリー、嫌味のないコニャック、そしてライ。バーボンなのに刺激や辛味がなく、反対にどこか優しい温かみがあり、だけどもそれは確かに深い清らかなバーボン。この先祖代々伝わる貴重な飲み物は、Joseph・A・Magnusがバーボンだけでなくジンやラムを作っていたことからもわかるように、バーボンの一言では語り尽くせない、全てのスピリッツに対する尊敬と欽慕溢れる深い風味がありました。荷物の山を崩していくうちに、家系図から一穂一穂と拾うように辿り、ついにTurnerはこの伝統的なマグナスの風味を思わせるフレーバープロファイルを発見します。
そして現在、Joseph・A・Magnusはバーボンとジンの蒸留酒製造所としてワシントンD.C.に蘇ります。先代が残した伝統的なマグナスの風味に魅せられて、一人また一人と集まってきた人々に支えられオープンしたこの小さな蒸留所では、伝統的なマグナスバーボンの独特なボトルを元に再現されたJoseph Magnus、Murray Hill Club、VIGLANT GINを作り出しています。今日の私たちがそうであるように、古き時代に酒を愛する多くの人々の思いが込められたその美しいボトルは現代によみがえり、今世紀の足跡を刻み始めています。
はじまったばかりなのに、ずっと長い歴史を持ったJoseph・A・Magnus。amazonで瞬時に物が届けられるようになった今であっても、マグナスのボトルは蒸留所から少しずつ届けられるものしか手に入れる方法がありません。（あるいは現地に赴いていただければ。）多くの人々がそうであったように、Joseph・A・Magnusのその伝統的な味に魅せられた日本人が現地の担当者と協力し、本数はかなり少なくなりますが、マグナスのボトルを日本に輸送しています。先代のJoseph・A・Magnusが愛した全てのスピリッツに対する尊敬と欽慕が溢れる深い風味をぜひ味わってください。そして、あなたの友人 ー本当に酒を愛することができると思える人ー にだけ、その思いを杯に分かち合ってみてください。
JOSEPH MAGNUS BOURBON
triple-cask finished ・Alc. by Vol. 50% / 100 proof
JOS.A.MAGNUS&CO.（1892年創業・2015年再創業）ジョセフ・マグナスのバーボンは、ホワイトオークで熟成され、オロロスシェリー、ペドロ・ヒメネス及びコニャックのカスクで仕上げたストレートバーボンウィスキーを混ぜ合わせたものです。長く続く優しい後味のバニラ、シトラス、ダークチョコレート、黒糖及び黒果実の豊かで深い風味があります。
"BEST STRAIGHT BOURBON", "DOUBLE GOLD MEDAL" 2016 New York World and Wine Spirits Competition / "DOUBLE GOLD MEDAL", "BEST SPECIAL BARREL-FINISHED BOURBON" 2016 San Francisco World Spirits Competition / "GOLD MEDAL", "BEST IN CATEGORY:BOURBON AGED 5+ YEARS", "BEST IN CLASS: WHISKEY" 2016 American Distilling Institute Craft Blended Spirits Competition
STORY STARTS WITH A FEARLESS DREAMER
酒を愛する人の心を惹きつけそして揺さぶりを止めないこのバーボンには、先代のJoseph・A・Magnusの勇敢な心が灯っています。19世紀後半、産業の発達と共に急速に発展するアメリカで、Joseph・A・Magnusは昼夜懸命に試行錯誤を重ねながらついに自身の蒸留所を開きます。どの時代にも、優れた若者は自由とより良い世界を求め、同時に古き良き時代を未来に伝えることを忘れません。100年後、残された1本の古いボトルと詳細に描かれたフレーバープロファイルを元に、何度かの金融危機やリーマン・ショックを経ながらも、ついにJoseph・A・Magnusは今世紀に蘇ります。現実の苦しい荒波の中でも、新しい世界を夢見て前に進むことを止めない勇敢な者の心に灯る光は、いつの時代も多くの人を照らし、優れた価値を世界に提示し続けるのです。